2023/12/13 13:57

12月も中旬に差し掛かり、何かと忙しない季節になりましたね。

秋田の地で田舎暮らしをしていても、クリスマスムードを感じる季節。
我が家でも12月に入ると少しずつ集まったクリスマスの飾りや、昔手作りした布のアドヴェントカレンダーにチョコレートやお菓子を入れて飾っています。
冬が長いので、赤や緑や冬らしい飾りで家の中が温もりある空間になるのが好きです。
頂き物の縞のお着物に、この季節になると締めるスキーの帯を合わせて冬のコーディネートを組みました。

半衿に使用したのはラブレター柄の手ぬぐい(紅掛空色)
水色の入った帯揚げを合わせてリンク。コーディネートの差し色としました。
モノトーンの三分紐に通したのは、頂き物のブローチ。
煌めく雪の結晶をイメージして選びました。

お太鼓結びをすると、雪山からシュプールを描くサンタクロース?が降りてくるユーモラスな柄付け。
制作した方も楽しみながら作ったのだろうなぁ・・と思わずにはいられません。
仕上げにトーク帽やロンググローブ,bagを黒でまとめて引き締めました。
ちなみに足元はUNIQROさんとmamekurogouchiさんコラボの足袋ハイソックスです。

足元は黒い足袋ブーツ。
一旦雪の解けた秋田ですが、雪はなくとも雨降りの日が多いので
水をはじきやすい紬や木綿などの洗えるお着物,ショートブーツは重宝しています。
このお着物は平織りの紬なので、ナイロンのようにシャカシャカしています。
真綿系のふんわりした紬とは真逆の雰囲気。
着物初心者だった頃、絹地の多様さに驚いた事を思い出します。
ウールのチャコールグレーの羽織を上に羽織って外出しました。


さて、先日新たに弥生屋の和装小物の縫製のお手伝いをして下さる事になった方と布の検品をいたしました。
大変好評を頂いている近江ちぢみのステテコに新色が加わります^^
シボと布のドレープが生み出す美しさに、改めて「良い生地ですよねぇ・・・」とうっとり。

念願が叶い、お客様からもご要望の声があった半襦袢の企画も進めています。
簡単に美しい着姿に。そして心地良く、見た目も麗しい半襦袢を目指して試作を進めております。
来年の春頃には発売を開始したいと思っておりますので、リリースを楽しみにしていただけると幸いです。

一年の疲れが出てくる季節。
何よりもお身体を大事に、お過ごしください。

半衿に使った手ぬぐいはこちらです。


着物や反物もございます。

熊蟄穴(くまあなにこもる)62候 / 72候
熊が巣穴にこもり、冬眠につく。
動物たちも続々と冬ごもりに入り、野山の寒さが厳しくなる頃。