2024/07/26 09:11

大暑を迎え、各地で厳しい暑さと大雨が続いていますね。

秋田も昨夏に続き大雨が続き、県内でも被害が出てきており不安な日が続きます。

先日の装いです。
笹柄のクリーム色の上布の夏着物は義理の母から貰った反物を以前仕立てたものです。

今年から新たに弥生屋で展開しております、近江ちぢみの半襦袢とステテコ(ステテコは以前からの人気商品でしたが、今年発売の半襦袢に併せてリニューアルし、全7色展開となりました。)を夏着物のインナーとして着てみようと思い袖を通しました。

淡い色のお着物なので、馴染む色が良いだろうと思い【柳色】の半襦袢とステテコを上下で着用しました。
上下で色を揃えると長襦袢の様に着られますし、長襦袢だけでは太腿の間の汗が吸い取れませんが、ステテコで解決できます。
半襦袢の衣紋抜きも共生地にしているので、透ける着物の下に着用しても目立ちません。

筒袖ですので振りのお洒落は楽しめませんが、昨今の厳しい暑さの中で夏着物を着用する事を考えると
かなり快適に着られると思いました。
インナーの柳色が袖口から少し覗いた時も、着物の笹柄の緑色に合って良い感じです。
同じ素材で白半衿が付いているのも便利ポイントです。

帯は友禅染めの半幅帯
弥生屋の大切なモチーフであるラブレター柄を、深い橙色を地色に手描き友禅で丁寧に染めて頂きました。
ラブレターの背景にはオリジナルの唐草文様

帯結びは吉弥結び
タレ先には紫式部を描きました

結び方で様々な柄出しが楽しめるようにデザインしました。
こちらの半幅帯、まだ先になりますがオンラインショップでもご紹介できたらと思っております^^

笹文様の緑色に合わせて、翡翠の簪を挿しました。
小振りな硝子の簪も重ねて。

暑くてもタンパク質はしっかり取りたいので、この季節は梅が大活躍です。
鯖の味噌煮のみりん代わりに自家製の梅シロップを使用。自家製梅干しの種も一緒に煮て。
爽やかな梅の酸味で疲れもとれるのでおすすめです。

落ち着かない天気が続き、疲れが溜まりやすいですね。
皆さま、くれぐれも気を付けてお過ごし下さい。

夏着物の下に着用したのはこちらです

亜麻色も人気色です

手ぬぐいはランチョンマットとしてもご使用頂けます


桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 34候 / 72候
桐の花が咲き終わり、固い蕾をつける頃。