2024/07/11 19:50

小暑を迎え、関東~西は猛暑続きのようですね。

秋田はここ数日大雨が続き、昨夏、大雨の被害に泣いたのでハラハラとした気持ちで過ごしました。
この季節は不安定なお天気が続きますね。

先日、秋田県仙北市の角館町に伺った時の装いです👘
みちのくの小京都と呼ばれる角館は観光客も多く、武家屋敷など着物で散策するのにもぴったりの街並みです。
この日は個人所蔵のルネ・ラリックの硝子作品を展示している大村美術館に行きました。
光や角度で見える色の変わるオパールガラス をイメージして、雪輪の上に多色のぼかし染めをした弥生屋の雪輪柄のseasonを纏いました。

雪輪柄のseasonは地が竜胆色で紫がかった明るいブルー。最初に全体を無地染めしてから雪輪柄を抜染した上に
四季をイメージして様々な色で差し分け(ぼかし染)してもらいました。
そのため、様々な色の帯と相性がよく楽しんで頂けます。
幻想的な色合いのアンティークのお着物の配色からもインスピレーションを受けています。
この日は薊の柄の、橙色の紗の夏名古屋帯を締めました。
頂きもののトンボ玉の帯留めを二分紐に通してワンポイントに。
帯留めと同色の紅色が柄に入っている薄荷色のアンティークの絽の帯揚げを合わせて柄と柄の組み合わせを楽しみました。
指輪は水晶です。


帯は三重紐を使ってパタパタ結びにしてみました。
帯揚げは片側に結んで垂らしています。

ご一緒した友人は茶の雪輪柄を纏って来てくれました。
ターコイズブルーの博多織の半幅帯がよく映えますね♡
帯飾りの雪輪モチーフの根付は、角館町の白岩焼の陶芸作家・渡邊葵さんと以前コラボして限定販売したものです。

雨に濡れる深緑の角館町も美しく

アール・ヌーヴォーとアール・デコを跨いで活躍したフランスのルネ・ラリック。
写真奥は以前~香りの器・高砂コレクション展~で拝見したユーカリをモチーフとした香水瓶
手前の2枚が今回の展示で拝見した作品です
左側は魚をモチーフとした大皿「アントワープ」,右側が車のボンネットに施すカーマスコット「勝利の女神」
他にも蛙や蜻蛉、スズキなどのモチーフのカーマスコットも観る事が出来ました。
又、ポショワールと呼ばれる西洋版画のファッションイラストも硝子作品と併せて展示されており
1920~30年代の華やかで瀟洒な時代に想いを馳せるひと時でした。

この日は樺細工の八柳商店さんにも伺い、注文していたiphoneケースを引き取って参りました。
この美しいiphoneケースは2代目。2年前にお迎えしてから愛用していたのですが、落として角が欠けたりしてきていたので
今回2代目をお迎えしました。とても気に入っていたので同じデザインで注文。同じデザインでも樺の表情が一つ一つ異なるので味わい深いです。

友人の髪の毛にも樺細工。この日に合わせて樺細工のブローチを髪留めとしてつけてきたそうです♡
八柳商店さんにはオーストリアから旅行に来たというご夫婦もいらしていました。

秋田にいらっしゃる事がありましたら、角館町を訪れるのもおすすめです。

雪輪柄のseasonはこちらです

反物はこちらから

インナーは柳色のステテコを合わせました

腰紐は水色にしました

友人が着用していた茶の雪輪柄はこちらです

濃い色の着物や浴衣にはこちらのお色もおすすめです

濃い色の腰紐も入荷しました

蒸し蒸しとした季節、手ぬぐいも綿ちりめん生地が心地よいです


蓮始開(はすはじめてひらく)32候 / 72候
夜明けとともに、蓮が花を咲かせる頃。
花は3~4日で散ってしまう。