2023/10/31 17:16

10月・神無月もお仕舞い。

晩秋に差し掛かりますが気温は日によって、まちまちですね。
着物も、その日の気温やお天気によって単衣や袷を着分けています。
中の襦袢や肌着でも調整が利くので、重ね着の季節は便利ですね。

この日は美術館に歌川国芳展を観に出かけたので、国芳をイメージしながら渋めの色見でコーディネートを組みました。
着物は、昔自分で仕立てた笹和紙の紬。縦に暈しが入っています。

着物は良く見ると、四季の花が描かれています。
半衿は弥生屋の茶色の雪輪柄の手ぬぐいを使用。
中心で接いで、無地部分と雪輪の白い部分と両方出るようにしています❆
帯は江戸紅型。シックな色味の名古屋帯です。
黄緑色の三分紐に、頂き物のゴールドの猫のブローチを帯留め代わりに🐈通しました。
この猫。尻尾の部分が独立していて、触るとぷらんと揺れるのです^^

帯は猫耳結びにしました。
猫の顔に見えますか?🐈
これまで私のワードローブの中に可愛いというキーワードは無かったので、猫のブローチも猫耳結びもなかなか出番が無かったのですが
この日の為に出番を待ってくれていたのねと、思わず嬉しくなった日でした。

着物に合わせてカーキ色のファーバッグでお出掛け。



この迫力のある構図に、引き込まれてしまいます。
今で言う、売れっ子漫画家さんのような存在だったのではないでしょうか?

としよりのよふな若い人だ(顔と手だけでなく、絣の着物と髪の毛も人が集まって表現されています)

きん魚づくし ぼんぼん

以前浮世絵の展示を観た際に購入した国芳のポストカード。
流行猫の曲手まり

このポストカードを見て、思いついた猫耳結びでした🐈
猫耳結びは前結びなので、割と簡単に結べる帯結びかと思います。
猫の顔のフォルムをイメージして帯山や帯下も角度をつけています。
次はもっと耳を大きくしてみよう♥
帯の色柄によって、様々なイメージの猫耳結びが楽しめそうです。
猫耳結びで検索すると結び方が出てきますよ。
よろしければチャレンジしてみてくださいね♪


半衿に使った手ぬぐいはこちらです。

雪輪柄のお着物はこちらから。

霎時施(こさめときどきふる)53候 / 72候
侘しさを誘う小雨がパラパラと降り、一雨ごとに寒さが増す頃。
季節は一歩ずつ冬へと向かいます。