~2025'展示会情報~

2023/09/26 10:31

彼岸明け
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここ数日で秋田は朝晩が肌寒くなり、一気に秋らしくなりました。

もうすぐ十五夜。
弥生屋の緑色のラブレター柄着物に、中秋の名月をイメージして
お月様の中に桔梗と薄が手描きされた名古屋帯をコーディネートしました。
毎年締めるのを楽しみにしている帯は昔、骨董屋さんで出会ったものです。

お月様の邪魔にならないように、帯に馴染む柔らかな色の帯締めを選びました。
透かし彫りの花が美しい団扇は、熊本県の伝統工芸品。
栗川商店さんの来民渋団扇です。


頂き物のカラフルな楽しい絞りの帯揚げは、後ろ横に結んで垂らしています。
簪は萩の模様。ユニークな形は、雁が飛ぶ姿をかたどっているのかしらと想像しています^^

半衿は、グレージュのような色見の楊柳生地。
白より肌に馴染み、優しい印象になるので今回のスタイリングの中の隠れたお気に入りポイントです。
自分の肌色に合ったベージュ系の半衿、おすすめです。

いよいよ単衣着物が楽しい季節の到来を感じ、嬉しくなった秋晴れの日でした。


ご紹介した着物はこちらです。

反物はこちらからご覧ください。

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 46候 / 72候
雷や夕立が収まり、秋晴れの空が広がる。
秋雨前線が発生するころ。