2023/09/13 00:40

以前、弥生屋のラブレター柄の2色の反物を組み合わせてフルオーダーで着物を制作させて頂きました。

折角なので制作する内の1着は制作者の私にも着て欲しいと言って頂き、お客様の分と弥生屋の分と制作させて頂きました。
色の組み合わせや細やかなこだわりもある特別なお仕立てで素敵な仕上がりとなりましたので、記念に撮影をさせて頂きました。
ご紹介させて頂きます。

ラブレター柄の紅掛空(紅かかった空色)と、鉄紺(濃紺色)の2色を使って制作しました。
お客様は後ろで2色に分かれる片身替りです。
帯は弥生屋オリジナルの博多織半幅帯の青緑色と、淡紅藤色の横縞柄の面を使用してカルタ結びにしました。
横縞柄の半幅帯を使ってカルタ結びをすると、ストライプのリボンのように仕上がるので、おすすめの使い方です^^
帽子も色違いで双子コーディネート。


前見頃はこのような仕上がりです。
衿は二重になっておりますが、掛け衿の長さを一般的な長さよりも短くして、帯の上からも地衿と掛け衿の色の違いが覗き、楽しめるようになっているのもお客様からの希望です。

足元は紅色の下駄に、文庫革の花緒の組み合わせ。
左が飴柄🍭。右側が苺柄🍓です^_^

今回のお仕立ては紅掛空色×1反と鉄紺色2反の合計3反から
着画の2着の女性着物と、こちらのおはしょり無しの対丈の長着の3着をお仕立てしました。
ご依頼頂いたのは、普段からお家でも着物暮しをされているお客様です。
着物が大好きという言葉では足りない•••深いお着物愛でお着物と共に日々を暮らしている方からです。

オーダー表と共にお客様が一緒に入れて下さった自作の色合わせ見本。
どんな組み合わせにしようかとあれこれと楽しみながら考えてオーダーして下さったそうです。
ここまできめ細やかなオーダーをお受けしたのは初めてでしたので、指定の色合わせと尺の中で柄合わせも考えて•••と、頭を悩ませながらの制作となりましたが、仕上がりにわくわくしながら制作させて頂きました。
中に襦袢を合わせて木綿着物として。
今夏は猛暑が続いたので、綿ちりめん生地が快適で1枚で浴衣としても随分とご活用いただけたとの感想を伺い、大変嬉しく思いました。
弥生屋として大変学びの多い、貴重な機会を頂きました。
ご依頼頂き、どうもありがとうございました。



今回ご紹介した着物の単色の仕立て上がりはこちらです。

反物はこちらです。

合わせた色違いの帯はこちらから。


鶺鴒鳴(せきれいなく) 44候 / 72候
鶺鴒が鈴のような音色で鳴くころ。水辺で長い尾を揺らして歩く姿から、「石たたき」とも呼ばれる。