2022/02/20 17:30
バレンタインデーも終わり、厳しい寒さも少しずつ緩んできました。
ここ数日の秋田は降雪も落ち着き、雪解けが進んでいます。雨だれの音が心地よい日です。
まさに暦どおり「雨水」の頃をイメージしてコーディネートしてみました。

シルクウールの着物はクリーム色に麻の葉模様。

帯は頂き物のふくっとした紬の名古屋帯。
海老茶色の地に春告げ草でもある梅と、流水が型染めされています。
この模様。光琳梅や光琳水と呼ばれる江戸時代中期の名絵師、尾形光琳風の「光琳模様」だと思います。
紅白梅図屏風,燕子花図屏風・・・etc. シンプルで印象的な作品たち。
改めて優れた意匠だなぁと思います。

今回、雪解けの頃のイメージで半衿と帯締めに淡いブルーを取り入れました。
半衿は 弥生屋のラブレター柄の手ぬぐい(紅掛空色)を使用。
半衿はまめに取り換えて愉しみたいので、いつもざくざくと簡単に縫い付けています。

帯留めや簪にも梅のモチーフを取り入れて、梅尽くしの春待ちコーディネートになったでしょうか?

梅と言えば、先日素晴らしい棗を目にする機会に恵まれました。
前回のブログの終わりに紹介した樺細工の八柳商店さんに飾られていた梅の棗です。
本体と蓋、蓋の上にまで美しく柄が繋がり、樺の様々な部分が効果的に使用されており、見入ってしまいました。

蓋を開けると、蓋の裏側にも梅が細工されておりました。
先人たちのセンスにため息がもれますね。
美しいものたちに刺激をもらって弥生屋も頑張りたいと思います。
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)4 / 72候
冷たい雪が温かな春の雨に変わって降り注ぎ、大地が潤う頃。